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精油?何それ?な人へ⑦
今日は、ちょっと気をつけてほしい人たちの話です。
アロマテラピーって、香りに癒されて、気分がスッと軽くなるし、暮らしがちょっと豊かになる感じがして素敵ですよね🌿
でも、実は「すべての人に万能」ってわけじゃないんです。
今日は、精油を使うときに「注意が必要な人」や「使用を控えた方がいい人」についてお話しします。
大事な人を守るためにも、ぜひ知っておいてくださいね。
・妊娠中の方
まずは妊婦さん。
妊娠中ってホルモンバランスがガラッと変わって、体も心もとってもデリケートな時期ですよね。
そんなときは精油によっては刺激が強く影響しすぎることがあります。
なので、妊婦さんは体調に考慮しながら、芳香浴以外で楽しむ場合は十分注意してくださいね。
もちろん、すべての精油がNGというわけではなく、マイルドで比較的安全とされている精油もあるんですが、自己判断で使うのは絶対にやめてくださいね!
使いたいときは、必ず専門家に相談を!!
・乳幼児・小さなお子さん
かわいいわが子に良かれと思って、アロマで風邪予防やリラックス…って思う気持ち、すっごくわかります。でも!精油は大人でも「高濃度の成分を含んだ天然素材」。
大人とは違って代謝も未発達な子どもには、負担が大きすぎることもあるんです。
特に3歳未満の幼児は芳香浴以外は行わないようにしましょう!
3歳以上でも精油は大人の10分の1~多くても半分の量にしましょう。(様子を見ながらね)
もちろん、ディフューザーなどで部屋に香らせる場合も、換気をしっかりして短時間が鉄則ですよ!
・高齢者
おじいちゃんおばあちゃん世代も注意が必要です。
年齢を重ねると、肝臓や腎臓の機能が少しずつ落ちてくるので、精油の成分をうまく代謝できないことも。
また、持病でお薬を服用している場合、精油との相互作用が心配なこともあります。
皮ふも乾燥しやすくなるので、刺激に弱くなっていることも考えられます。
使うなら濃度は低め(基準の半分以下)に、そして様子を見ながら使うようにしましょう!
・持病のある方、通院中・投薬中の方
これはもう絶対に、自己判断NG!!!
「ハーブっぽい香りだからリラックスできそう~♪」なんて軽く使ってしまうと、思わぬ影響が出ることもあるんです。
「薬との飲み合わせ」ならぬ「アロマとの組み合わせ」も、気にかけてくださいね。
やはり、この場合もかかりつけのお医者さんに相談しましょうね!!
・皮膚が敏感な方、アレルギー体質の方
敏感肌さん、アトピー肌さん、アレルギー体質の方も要注意です!
精油って天然=優しそう…って思いがちだけど、実は成分はかなりパワフル🔥
たとえ希釈してても、肌質によってはピリピリしたり赤くなったり、かゆみが出たりすることもあります。
なので、手作りコスメなど皮膚に付けるものは低濃度で試してから使った方がいいですね。
また、希釈する素材(ホホバオイルなどの植物油)のアレルギーにも注意が必要です。
「ちょっと不安だな~」というときは無理せず、芳香浴から始めるのもおすすめですよ♪
※ちょっとこわい「光毒性」って知ってる?
これは特に柑橘系の精油で気をつけてほしいポイントなんですが…
精油を肌に塗った状態で紫外線に当たると、肌トラブルを引き起こすことがあるんです⚡
それが 「光毒性(ひかりどくせい)」 ってやつ。
どうなるかというと…
✔ シミになったり
✔ 赤くなったり
✔ 最悪、水ぶくれになっちゃったり…
えええこわっ!!😱
って思いますよね。
でも大丈夫!これも正しく使えば防げます♪
▼光毒性のある主な精油はこちら👇
- ベルガモット(特に注意!)
- レモン
- グレープフルーツ など
主に柑橘系の精油ですね。ちなみに「オレンジ・スイート」は光毒性がないとされてるので、比較的安心です🍊
▼どうすればいいの?
光毒性のある精油を使ったあとは、最低12時間は日光を避ける!
(肌に塗った場所を特にね!)
たとえば、朝にアロママッサージして、そのあとお出かけ~☀ってなると
「紫外線+精油成分」で肌にダメージを与えてしまう可能性があるってこと💦
なので、肌に塗る場合は夜に使うのがベスト🌙
「香りだけ楽しむ(芳香浴)」なら日中でもOKですよー!
ちょっとした工夫でリスク回避♪
あとね、「フロクマリンフリー(FCF)」って表記の精油もあります!
これは光毒性の原因になる成分(フロクマリンって言います)を取り除いた精油なので、
どうしても日中使いたいって場合には、そういうのを選ぶと◎
※その精油、肌にちょっと刺激強いかも!?
手作りでよくあるのが、「いい香りだから♡」って思って精油を肌に使うパターン。
でもね、いくらお気に入りの香りを使いましょ~♪なんて言ってても皮膚への刺激が強い精油ってあるんです。
これ、肌が丈夫な人でも、濃度が高かったり繰り返し使ったりすると赤みやかゆみが出たりすることもあるから要注意!
▼特に皮膚刺激が強いとされる精油たち
- イランイラン
- ジャスミン
- ティートリー
- ブラックペッパー
- ペパーミント(スースーして気持ちいいけど、意外と刺激強め💦)
- メリッサ
- ユーカリ など
こういった精油は、使用濃度をめっちゃ低くするか、芳香浴専用にするのが安心です!
▼反応が出たらどうする?
もし「赤くなった」「かゆい」「ヒリヒリする」なんて反応が出たら、
まずは大量の水で洗い流しましょう!
大事なことは、精油の性質と自分の肌質に合わせて濃度を調整すること!
AEAJ推奨の濃度(体用1%、顔用0.5%)はあくまで“目安”だから、
「ちょっと敏感かも?」と思ったらさらに薄めてOK🙆♀️✨
…ここまで長々と(今日はホントに長い笑)書きましたが…
光毒性や皮膚刺激のことって意外と見落とされがちだけど、「安全に、長く、アロマと付き合っていく」ためにはめっちゃ大切🌿
香りに癒されたいだけなのに、肌がダメージ受けちゃったら本末転倒なので💦
精油のチカラ、正しく使って味方につけていきましょ~💪✨
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!